「皮膚は私たちの体の中で、どんな役割を果たしているのだろう?」
「なぜアトピーやかゆみは起こるのだろう?」
そんな疑問に答え、皮膚の仕組みを解き明かそうとしている研究者がいます!その方とは、今テレビやニュースで話題の京都大学で皮膚科学を専門とする 椛島 健治(かばしま けんじ)教授 です。
椛島教授は、岐阜県に生まれ、京都大学医学部を卒業したお医者さん。
アトピー性皮膚炎や乾癬(かんせん)といった皮膚の病気について研究し、世界的にも評価されている専門家です。
難しい研究を進めながらも、一般向けに皮膚の大切さを伝える活動もしていて、本を出版したり講演をしたりと幅広く活躍。今や日本の皮膚科学界をリードする存在であり、国際的な舞台でも注目を集めています。
そこで今回は、そんな椛島 健治教授のこれまでの歩みや研究内容を、wikipedia風にプロフィール形式でまとめていきたいと思います!
ぜひ、最後までご覧ください♪
⭐ 椛島 健治教授のプロフィール

- 氏名:椛島 健治(かばしま けんじ)
- 生年月日:1970年5月27日
- 出身:岐阜県生まれ、北九州育ち
- 趣味・ライフスタイル:
- マラソンを趣味としており、「3時間以内でフルマラソンを走る(サブスリー)」を維持している。
- トレイルランニングにも取り組んでおり、100マイルレース走破の経験あり。
- 学歴:京都大学 医学部 卒業
- 所属:京都大学大学院医学研究科 皮膚科学 教授
- 教授就任日:2015年6月1日より、第7代教授として拝命
- 専門領域・資格など:
- 専門分野:皮膚アレルギー・免疫学・薬理学
- 資格:日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医、米国医師免許、医学博士
- 家族構成:
- 妻は美容外科医
- ペットとしてピレネーズ犬2頭を飼っている
👤 椛島 健治教授の特徴とは?
椛島教授の研究の特徴は、皮膚の奥で何が起きているかを“見える化”したことです。
普通の顕微鏡では表面しか見えませんが、特殊な顕微鏡を使うことで、皮膚の中を動く免疫細胞の様子まで観察できるようになったそう。
この技術によって、かぶれやアトピーが起きる仕組みが少しずつ明らかになり、新しい治療法や薬づくりにもつながっているんだとか。
つまり椛島教授は、「病気の原因を探る研究」と「実際の治療につなげる研究」の両方を進めている研究者と言えます。
🧪 椛島 健治教授の研究内容・最新の成果
椛島教授の研究は、アトピー性皮膚炎やかゆみといった皮膚疾患の原因を解き明かすこと。
その代表例が、アトピー治療薬「デルゴシチニブ(コレクチム軟膏)」の開発に貢献した研究です。
この成果が高く評価され、2025年には文部科学大臣表彰を受けました。
また、椛島教授の研究は国内外で注目を集めており、2023年にはアメリカ皮膚研究協会から「Research Achievement Award」を受賞。さらに同年には一般向け著書が評価され、第39回講談社科学出版賞も受賞しています。
こうした実績は、「基礎研究を患者の治療につなげる」という椛島教授の研究スタイルが、世界で認められている証と言えます。
出典:京都大学
📖 椛島 健治教授のエピソードとは?
🏃 マラソンに挑む研究者
椛島教授は、研究の合間にマラソンへ挑戦するアクティブな一面を持っています。しかもフルマラソンを3時間以内で走り切る「サブスリー」を達成する実力者。「研究も走りも、ゴールを目指す姿勢は同じ」と語るように、粘り強さと挑戦心がにじみ出ています。
📚 わかりやすく伝える著書
専門家としての研究活動に加えて、一般向けの発信にも力を入れています。著書『人体最強の臓器 皮膚のふしぎ』では、皮膚の役割や仕組みをやさしく紹介。難しいテーマを親しみやすく解説する姿勢は、多くの読者に高評価なんだそう。
🌍 世界が認めた研究者
2023年には、米国スキンリサーチ団体から「Research Achievement Award」を受賞。同年には『人体最強の臓器』で講談社科学出版賞も受賞し、国内外で高い評価を受けました。まさに「日本を代表する皮膚研究者」として、国際的に活躍しています。
🏫 椛島 健治教授の経歴とは?
- 1996年:京都大学 医学部 卒業
- 1996年:横須賀米海軍病院でインターン
- 1997年:ワシントン大学附属病院で内科・皮膚科レジデントとして研修
- 2003年:京都大学大学院で博士号(医学)取得
- 2003年:京都大学皮膚科学 助手 / 同年 カリフォルニア大学サンフランシスコ校免疫学教室 研究滞在
- 2005年10月:産業医科大学 皮膚科 助教授 就任
- 2008年4月:京都大学 医学研究科 創薬医学融合拠点・皮膚科(兼任)准教授に着任
- 2010年4月:京都大学 医学研究科 皮膚科 准教授に就任
- 2015年6月1日:京都大学 皮膚科学講座 第7代 教授に就任
🏅 椛島 健治教授の主な受賞歴とは?
- 2023年:American Skin Association「Research Achievement Award in Autoimmune and Inflammatory Skin Disorders」受賞
- 2023年:第39回 講談社科学出版賞(『人体最強の臓器 皮膚のふしぎ』)受賞
- 2023年:小川秀興賞受賞
- 2024年:持田記念学術賞受賞
- 2025年:令和7年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 選出
🌈 まとめ
皮膚の仕組みを解き明かし、新しい治療法を生み出そうと挑戦を続ける椛島健治教授。
研究者としてだけでなく、一般の方へも皮膚の大切さを伝える活動も積極的に行っており、幅広い層から注目されています。
これからも、皮膚科学の第一人者として、日本から世界へ新しい知見を発信していくことでしょう。
「人体最強の臓器」と呼ばれる皮膚の可能性を、私たちも一緒に見守っていきたいですね♪