「 見るたびに演技力に磨きがかかる!」板垣李光人という俳優のすごみ。
画面の中でふと目にした瞬間、「この人、誰?」と思ったことはありませんか?
そんな不思議な存在感を放つ若手俳優のひとりが、板垣李光人(いたがき りひと)さん。
2歳でモデルとして活動を始め、小学5年生でスターダストプロモーションに所属。2012年に俳優デビューし、2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』で見せた繊細な演技が話題に。そして2018年、『仮面ライダージオウ』のウール役で一躍、全国的に注目を集めるようになりました。
その後も『約束のネバーランド』『silent』『ミステリと言う勿れ』など話題作に出演。今では“演技で魅せる俳優”として視聴者を惹きつけています。
そこで今回は、これまで受賞歴や制作スタッフの評価をもとに、板垣李光人さんの演技力について考察していきます!
それでは、最後までお楽しみください♪
⭐ 板垣李光人のプロフィール

- 名前:板垣 李光人(いたがき りひと)
- 生年月日:2002年1月28日
- 出身地:山梨県
- 血液型:AB型
- 身長:164cm
- 所属事務所:スターダストプロモーション 第一事業部
- 趣味:イラストを描くこと
- 資格:英検準2級
- 経歴:
- 2歳ごろからモデル活動を開始
- 小学5年生のとき、第1回スターダストプロモーション芸能1部モデルオーディションに合格し、事務所所属開始
- 俳優デビュー:2012年より活動開始(モデルと俳優活動を並行)
- 舞台出演歴もあり、『青春-AOHARU-鉄道』シリーズなどで演技経験を重ねている
- 2025年6月には、映画『ミーツ・ザ・ワールド』の出演が発表されている(10月公開予定)
- 2025年1月より、ドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』でW主演としての出演も報じられている
- 代表作:
- ドラマ:『仮面ライダージオウ』・『ここは今から倫理です。』・『カラフラブル ~ジェンダーレス男子に愛されています。』・『青天を衝け』・『どうする家康』
- 映画:『約束のネバーランド』・『陰陽師0』・『ミーツ・ザ・ワールド』
🎯 板垣 李光人の演技力とは?
その理由は、受賞歴や映画監督の評価、視聴者の絶賛コメントにありました。
📊 板垣 李光人の演技力の高さを裏付ける主な受賞歴とは?
- 第4回 日本アカデミー賞 新人俳優賞(2025年 /『八犬伝』『はたらく細胞』『陰陽師0』)
日本アカデミー賞は、日本映画界で最も権威のある映画賞のひとつで、映画俳優として将来を嘱望される若手に贈られます。板垣李光人さんは、2025年に新人俳優賞を受賞。感情を声高に訴えることなく、登場人物の心の奥にある葛藤や儚さを自然体で演じきるその姿勢は、映画関係者や評論家からも「若手ながら完成された演技」と称賛されています。
- 第27回 日刊スポーツ ドラマグランプリ 冬ドラマ 助演男優賞(2024年 /『マルス-ゼロの革命-』)
日刊スポーツ・ドラマグランプリは、視聴者投票と専門家の審査によって選ばれるテレビドラマ賞で、演技力や作品への貢献度が重視されます。板垣李光人さんは、同賞で助演男優賞を受賞。この受賞は、板垣さんの繊細で深みのある演技が多くの視聴者に届いた証といえるでしょう。
🎬 現場のプロが語る、趣里の演技力とは?
- 松居大悟監督(2018年 / 映画『ミーツ・ザ・ワールド』)
松居大悟監督は、公開記念舞台あいさつで「杉咲花さんと板垣李光人さんの役作りを撮れて心から幸せでした」とコメントしています。この発言は、キャストの役作りや作品の完成度を讃えるものとして報じられており、監督自身が現場で“撮る喜び”を感じるほど、板垣さんの演技力が高かったことがうかがえますね。
出典:ぴあ関西版web
- 平川雄一朗監督(2024年 / ドラマ『マルス-ゼロの革命-』)
平川監督は、脚本家の西条みつとしさんとの対談で、「作品全体をハードでありながら軽やかに仕上げたい」と語り、物語の“受け手”を担うキャラクターのリアクション演技を重視していたことを明かしています。この作品で板垣さんが演じた渾一役については、板垣さんは「監督から“視聴者の代弁者として、感情を素直に受け取る芝居をしてほしい”と言われた」と語っており、平川監督の意図に忠実に応える“受けの演技”が評価されました。
出典:CINEMORE

📺 視聴者が感じた、板垣李光人の演技の魅力とは?
- フジテレビ系ドラマ『silent』/ 2022年放送
青羽紬の弟、光を演じた板垣李光人さんに対し、SNSでは「けなげで可愛らしい」「こんな弟ほしい」といった声が多数。無言の“んっ!”のやり取りなど、セリフに頼らない細やかな表情や所作で感情を伝える芝居が話題になりました。
出典:MANTANWEB
- 日テレ系『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』/ 2021年放送
相馬周役では、中性的な美しさに内面の温度を添える自然体の演技がSNSで「可愛すぎ」「オーラがすごい」と注目に。最終回放送後は「だんだんロス」「また会いたい」といった視聴者の声が相次ぎ、キャラクターを“生きた人物”として感じさせる説得力が支持を集めました。
出典:MANTANWEB
🔍 板垣 李光人の演技哲学とは?
板垣李光人さんといえば、
感情を大きく表に出すのではなく、静かな佇まいの中で心の揺れを丁寧に表現する演技が印象的な俳優さんです。
インタビューでは「感情を一気に見せるよりも、丁寧に積み重ねていくほうがリアルに伝わる」と語っており、役の感情を時間とともに育てるように演じることを大切にしているそうです。たとえ自分と遠い人物であっても、その心の動きや背景に寄り添い、まず“理解すること”から演技を始めるそう。
また、絵を描くことが趣味の板垣さんは、創作活動を通して「正解を作らない」「余白を残す」ことの大切さを感じていると話しており、その感性は演技にも通じています。言葉では説明しきれない“余白の表現”こそ、板垣さんの芝居の魅力のひとつと言えるでしょう。
「現場では、自分の考えを押しつけず、役に素直でいたい」と語る板垣さん。役に“入り込む”というよりも、余計な自我を削ぎ落として、心と身体をまっすぐ役に向ける。そんな姿勢が、板垣李光人さんの演技にリアルさや説得力を生み出しています。
🌱 さいごに
ここまで、いかがでしたでしょうか。
感情を大きく語らずとも、目線や仕草だけで心の奥を表現する。
そんな独自の演技スタイルで、板垣李光人さんは確実に“実力派俳優”としての道を歩んでいます。
一つひとつの役に真摯に向き合い、繊細さと芯の強さを併せ持つその演技は、見る人の心に静かに響きます。年齢を重ねるごとに、その表現の幅はさらに広がっていくことでしょう。
これからどんな役を通して、どんな新しい表情を見せてくれるのか?
板垣李光人さんのこれからの活躍から、ますます目が離せませんね!