2025年5月、南フランスのリゾート地カンヌが、映画一色に染まる季節。今年も華やかに開催された第78回カンヌ国際映画祭に、ある日本映画が大きな注目を集めました。
その作品が、二宮 和也 (にのみや かずなり)さん主演の『8番出口』。深夜枠の特別上映「ミッドナイト・スクリーニング部門」に正式招待され、現地では世界中の映画ファンや記者たちが詰めかけました。
カンヌの地で二宮和也さんが、主演映画で堂々の初参加、世界初上映という大舞台を踏みました。共演は小松菜奈さん。二人の息の合った登場は、現地メディアでも話題に。
さらに嬉しいことに、日本発の異色サスペンス作品が、フランスという遠い地でも熱い拍手で迎えられました。カンヌならではの高揚感と緊張感の中、二宮さんが見せた笑顔とコメントは、映画ファンの心をしっかりと掴みました。
この記事では、カンヌ映画祭での二宮さんの活躍や、映画『8番出口』が世界の観客にどう受け入れられているのかを、わかりやすくご紹介します。
それでは、最後までご覧ください!
二宮和也さんのプロフィール

・名前:二宮 和也 ( にのみや かずなり )
・生年月日:1983年6月17日
・年齢:41歳
・出身地:東京都葛飾区
・身長:168cm
・血液型:A型
・趣味:ゲーム・小説・脚本執筆・ギター
・特技:逆立ち・手品・けん玉
・代表作:映画『硫黄島からの手紙』・TBS系ドラマ『ブラックペアン』・映画『TANG タング』
・職業:タレント・俳優・歌手・アイドル・YouTuber
・事務所:オフィスにの
世界を揺らした8分間の拍手とは!?

映画『8番出口』の公式上映が行われたのは、カンヌ映画祭でもひときわ大きな「リュミエール劇場」。
深夜0時半スタートという時間帯にも関わらず、2300席がすべて埋まるという異例の盛況ぶりとなりました。そして上映終了後、約8分間にわたり鳴り止まない拍手と、スタンディングオベーションが巻き起こったのです。
その瞬間、作品の力と、それを届けたキャスト・スタッフの想いが確かに会場を包みました。舞台挨拶で登壇した二宮和也さんは「ホッとしました」「一生の思い出になりました」とやわらかな笑顔を見せ、小松菜奈さんも「観客の反応をその場で感じられて、本当に感動しました」と声を弾ませていました。
国も言葉も違う場所で、それでも通じ合えた映画の力。誠実に作品と向き合った二人の姿は、観客の心をじんわりと温めたのではないでしょうか。
原作はゲーム!?異色映画の背景とは?

今回、カンヌで注目を集めた映画『8番出口』には、少しユニークな背景があります。実はこの作品、元はたった一人のクリエイターによって開発されたインディーゲームが原作となっています。舞台は、地下鉄の無限ループする通路。そこから「異変」を見抜きながら脱出を目指すという、シンプルながら想像力を刺激する世界観が魅力でした。
このゲームは口コミで話題となり、なんと170万ダウンロードを突破。川村元気監督の手によって、実写映画として生まれ変わりました。さらに主演の二宮和也さんは、俳優としてだけでなく脚本作りにも参加しています。共演の小松菜奈さんとは本作が初共演で、演じたキャラクターには名前すらないという斬新な設定も注目の的に。
この映画が招待されたのは、カンヌの「ミッドナイト・スクリーニング部門」。この部門に選ばれたという事実そのものが、『8番出口』がジャンルの枠を超えた、個性と挑戦にあふれた作品として評価された証なのでしょう。
心が動いた、カンヌでの特別なひととき

上映を控えたある日、二宮和也さんと小松菜奈さんは、カンヌの街をゆっくり歩いて過ごしました。旧市街「ル・シュケ」では、石畳の坂や中世の建物を眺めながら、「カンヌに来たって実感します」と二宮さん。
その言葉通り、歴史ある街並みと淡い色彩に包まれた空間が、二人を優しく迎えてくれたようでした。映画に登場する歩く男のアクリルスタンドを手に笑顔で記念撮影する姿には、ファンからも「かわいい!」の声が。レッドカーペットでは、ジョルジオ アルマーニのタキシードとシースルードレスで登場し、世界の視線を集めました。
そして迎えた本番。上映後の会場からは「ゲームを超えた映画体験」「自分も異変を探している気持ちになった」との声が続々と。二宮さんは「もう一度観たいと思ってもらえるのが一番うれしい」と語り、脚本協力としての想いもにじませていました。
観客と作品がひとつになったあの時間。観る映画から感じる映画へと変化した瞬間に、自然と拍手が広がったのではないでしょうか。
まとめ

『8番出口』がカンヌで得た評価は、決して偶然ではありません。もともと一人のクリエイターが作ったゲームが、多くの人の手によって映画という新しい形に生まれ変わりました。その中心には、主演だけでなく脚本にも関わった二宮和也さんの存在がありました。
世界中の観客が、自分たちの想いを受け取ってくれたという実感。それこそが、二宮和也さんにとっての何よりの収穫となりました。そして、2025年8月29日にはいよいよ日本のスクリーンでもこの感動が体験できます。
「ちょっといつもと違う映画が観たい」・「新しい感覚に触れてみたい」。そんな気分のときにこそ、この作品がおすすめです。観終わったあと、きっと誰かに話したくなる。心のどこかに静かに残って、あとからじわじわと響いてくる。
そんな、語りたくなるような感覚を残す映画体験を、ぜひ味わってみてください!