派手さより人間味を感じてしまう俳優のムロツヨシさん。
10代で舞台を中心に芸能活動をスタート。今では、舞台・ドラマ・映画で活躍中。
コミカルな役では笑いが絶えず、シリアスな場面では涙あり。
そんな演技で、ムロさんの演技が頭から離れないなんて方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ムロツヨシさんの“職人芸”とまで言われる演技力の高さを、受賞歴やスタッフの声をもとに考察していきます。
それでは、最後までご覧ください♪
⭐ ムロツヨシのプロフィール

- 氏名:ムロツヨシ
- 生年月日:1976年1月23日(現在49歳)
- 出身地:神奈川県横浜市港北区菊名
- 血液型:A型
- 身長:168 cm
- 趣味・特技:鍋料理(特に豚しゃぶ)、料理全般、スキーなど。好きな料理は「豚しゃぶ鍋」「白味噌バターちゃんこ鍋」「ガリガリ君」を好んで食べる
- 職業:俳優・喜劇役者・演出家・声優
- 所属事務所:アッシュアンドエー(ash&A)
- 出演作品(2024年以降):
- 映画『身代わり忠臣蔵』(2024年公開)
- 映画『聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団』(2024年)
- 映画『新解釈・幕末伝』(2025年12月公開予定)
🎯 ムロツヨシの演技力とは?
その理由は、受賞歴や専門家からの絶賛コメントにありました。
📊 ムロツヨシの演技力を裏付ける主な受賞歴とは?
- 第32回 日本映画批評家大賞 主演男優賞(2023年 / 映画『神は見返りを求める』)
日本映画批評家連盟による映画賞。ムロツヨシさんはこの作品で主演男優賞を受賞。複雑な心理を抱えるキャラクターを演じ、批評家から「感情の振れ幅が見事」と高く評価されていました。
- 第47回 報知映画賞 助演男優賞(2022年 / 映画『川っぺりムコリッタ』)
報知映画賞は、報知新聞社が主催し、映画業界内外で長年にわたり高い信頼と実績を持つ、国内主要映画賞のひとつとされています。ムロさんは、この作品で助演男優賞を受賞。悩みを抱える隣人の島田を演じ、視聴者に孤独感を感じさせる演技が高く評価されたようです。
- 第44回 ヨコハマ映画祭 助演男優賞(2023年 / 映画『川っぺりムコリッタ』)
「ヨコハマ映画祭」は、プロの批評家ではなく、映画ファンや自主映画活動家らが主体となって運営する映画祭ながら、歴史のある映画賞。ムロツヨシさんは2つ目の助演賞をこの作品で受賞し、「ムロツヨシ=コメディ」のイメージを超える演技力が、高く評価されました。
🎬 現場のプロが語る、ムロツヨシの演技力とは?
- 荻上直子監督(2022年 / 映画『川っぺりムコリッタ』)
荻上監督はムロツヨシさんに「これまでのイメージをすべて捨ててほしい」と伝え、ムロさんはそれに応える形で、悩みを抱えた男性を熱演。萩山監督は、この演技に対して「努力家で、真摯に役に向き合ってくださった」と感謝を伝えています。
出典:映画.com
- 松山ケンイチ氏(2022年 / 映画『川っぺりムコリッタ』)
共演者の松山ケンイチさんは、「ムロさんが現場でどんどん静かになっていったのが印象的だった」とコメント。役作りへのこだわりを称賛していました。また、「これまで見たことのない悲壮感や脆さがあり、それが新鮮だった」とも語っており、いつものコミカルなムロツヨシとは異なる演技が、松山さんの中に強く印象に残っているようです。
出典:映画.com
- 河合勇人監督 & 原作者 土橋章宏氏(2024 / 映画『身代わり忠臣蔵』)
映画『身代わり忠臣蔵』で1人2役を演じたムロツヨシさんについて、脚本を担当した土橋章宏氏は「立場や性格は違っても、兄弟として通じ合う血のつながりや共通点が、伝わる演じ分けだった」と高評価。さらに河合監督は、「ムロさんの表現力が、人物の痛みと成長を自然に観客へ届けた」とコメントしています。
出典:SPICE

📺 視聴者が感じた、ムロツヨシの演技の魅力とは?
- 映画『身代わり忠臣蔵』(2024年)
あるレビューでは、ムロツヨシさんが性格のまったく違う兄弟をしっかりと演じ分け、笑える場面から泣けるシーンまで、見てて飽きない演技が高く評価されています。
出典:映画.com
- ドラマ『重版出来!』(2016年)
視聴者レビューでは、ムロさんが脇ながら主人公を支える『名バイプレイヤー』として大きく貢献していたと評価され、「このドラマの心を支えたのはまさにムロさん」と語られるほどの印象を残していました。
出典:TVマガ
🔍 役と生きる、ムロツヨシの『等身大の演技スタイル』とは?
ムロツヨシさんといえば、
「計算された芝居ではなく、その場で本当に生きているように見せる」演技が特徴です。
映画『身代わり忠臣蔵』では、一人二役で性格の異なる兄弟を演じ分け、「まったく別の人間として、それぞれの人生をその場で生きた」と語っています。台本に頼らず、現場の雰囲気や相手とのやり取りから感情を引き出すことで、リアリティある演技をつくり出していました。
また、ムロさん自身「計画通りに演じようとする自分をあえて消す」「なぜこの役を演じるのかが腑に落ちていないと、役として立てない」とも語っています。
🎉 さいごに
ここまで、いかがでしたか?
ムロツヨシさんの演技力は、笑いだけでなく、
その役を自然に生きる真摯な姿勢に支えられていました。
さりげない表情や、その場の雰囲気を引き立てるリアルな動きにまでこだわる姿勢が、
見る人の心を掴んでいるのでしょう。
次はどんなムロツヨシさんに出会えるのか。
これからの活躍にも、ぜひ注目していきましょう!