2025年、長年にわたってニュースや情報番組で活躍してきた辛坊 治郎(しんぼう じろう)さんが、テレビ、ラジオ、講演、そして執筆活動の第一線から身を引くことを発表しました。
ご本人は「引退」という言葉をあえて使わず、「早期退職」と静かに表現されています。
そこには、有名人らしい派手な幕引きではなく、ご自身の生き方を大切にしたいという想いが込められているように感じられますよね。
この発表は、多くの視聴者やメディア関係者に驚きを与えつつも、「辛坊さんらしいな」と、どこか納得する声も多く聞かれました。
この記事では、そんな辛坊治郎さんの引退について、
✅なぜ今、このタイミングで身を引くことを決めたのか
✅講演や著書など、これまでの活動にどのような想いがあったのか
✅「最後の言葉」に込められた本当の意味とは?
といった点を、ご本人の発言や行動をもとにまとめてみました!
それでは、最後までお付き合いください♪♪
辛坊治郎さんのプロフィール

・辛坊 治郎( しんぼう じろう )
・生年月日:1956年4月11日
・年齢:69歳
・出生地:鳥取県米子市
・出身地:大阪府岸和田市
・血液型:AB型
・趣味:旅行
・特技:ヨット
・番組:ニッポン放送『辛坊治郎ズーム そこまで言うか!』、朝日放送ラジオ『辛坊治郎の万博ラジオ』
・職業:フリージャーナリスト・アナウンサー・経営者
・事務所:フリー
辛坊治郎さんは静かに引退の段階へ

辛坊治郎さんは、すでにすべての新しいお仕事のご依頼をお断りしている状態にあり、まさに「引退フェーズ」に入っています。
たとえば、長年続けてこられた講演活動は、2025年2月に行われた神戸での講演を最後に終了。ご本人も「これが人生最後の講演になる」と明言されています。また、情報発信の集大成ともいえる著書『オールドメディアへの遺言』を、2025年3月に出版。こちらは、今後の執筆活動にもひと区切りをつける意志が込められた一冊となっています。
現在出演中のラジオ番組『辛坊治郎ズーム そこまで言うか!』も、今年9月での終了が予定されており、来年3月までの延長も視野に入れつつ、徐々に幕を下ろす準備も進んでいます。
静かに、でも確かに。
辛坊治郎さんは今、これまで積み上げてきたキャリアを自分の意思で丁寧に締めくくっている最中です。
辛坊治郎さんの言葉から読み解く去り際の哲学

辛坊治郎さんがご自身の引退について語った言葉には、どれも自然体で飾らない本音がありました。
・「本当は60歳、65歳でやめるつもりだったんです」
・「これからは、ストレスなく、自分のための時間を大切にしたい」
・「もう、テレビもラジオも講演も、新しいお仕事は受けません」
・「正直に言えば……“俺のことはほっといてくれ!”なんて思ってます(笑)」
そんなユーモア交じりの発言からも伝わってくるのは、無理をせず、肩肘張らず、自分らしく人生を締めくくりたいという想いだと感じます。
辛坊さんは、キャスターとして「伝える」ことに全力を注いできた一方で、限界を感じた瞬間にきちんと立ち止まり、「今がやめどき」と判断されたのでしょう。それは、弱さではなく、「潔さ」や「自分らしさ」を守る強さ。
読む人にも、どこか背中をそっと押してくれるような、そんな生き方の哲学が見えてきますよね♪♪
講演活動からの引退:話すことの限界を超えて

辛坊治郎さんは、これまで年間で200回もの講演を行い、多い日には1日3回登壇することもあったそうです。それほどまでに、多くの人の前で「話す」という仕事に向き合い、全力を注いできた日々。
でも近年、辛坊さんの中にあるちいさな変化が起きていたと言います。
「どの講演も、テーマが違っても話の内容はほとんど同じ。
気がつけば、自分の中でテープを再生しているような感覚になっていたんです。」
お客様の前で話しながら、ふと「いま自分は何を話しているんだろう?」と思ってしまう瞬間があったとも。そのとき、辛坊さんは「限界が来ている」と素直に認めたそうです。
そんな中で行われた、2025年2月の講演。
テーマは「万博」。ご自身で一から内容を考え、久しぶりにじっくりと準備を重ねたそうです。
「久々に考えて話すという作業が新鮮で、どこか清々しさすらあった」
そう語ったこの日が、「人生最後の講演」となりました。
ただ話すことを手放すのではなく、話し尽くしたからこそ、「もう十分」と静かに区切りをつける。その姿勢には、どこか凛とした美しさがあるように感じられますよね。
最後の著書『オールドメディアへの遺言』とは!?

2025年3月、辛坊治郎さんはご自身の集大成とも言える一冊、『オールドメディアへの遺言』を刊行しました。本人いわく、これが「最後の時事解説書」になるかもしれないとのこと。
この本は、これまで長年発信してきたメルマガの内容に加筆・修正を加えた、いわば知的な遺言のような作品。テレビや新聞といった既存メディアへの鋭い問いかけ、政治の裏側、そして人としてどう生きるかという死生観まで、テーマは多岐に渡っています。
一見、堅い内容に思えるかもしれませんが、言葉の奥には「これだけは残しておきたい」という辛坊さんの素直な想いと優しさがしっかりと刻まれていて、読む人の心にじんわりと残ることでしょう。
なお、今後はメルマガも「気が向いたときだけ」の更新になるようです。情報発信からも少し距離を置き、自分のペースで静かな時間を過ごしていくという、新しい生き方が始まっています。
ラジオ番組『ズームそこまで言うか!』の今後は!?

長年親しまれてきたラジオ番組、『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』は、2025年4月現在も放送が続いています。
多くのリスナーにとって、午後のひとときを彩る声の居場所のような存在だったこの番組。辛坊さん自身の言葉で世の中の出来事を丁寧に、時にはユーモラスに伝えてくれるそのスタイルに、耳を傾けてきた方も多いのではないでしょうか。
番組は、今年9月をもって終了する方向で調整が進んでいますが、状況によっては来年3月まで延長される可能性もあるとのこと。
ご本人も、
「どうなるかはニッポン放送が決めることですから」
と語っており、最後の声のお仕事がいつまで続くのかは、まだはっきりとは決まっていないようです。
でもきっと、その日が来るまで。辛坊さんは、これまで通り、誠実な声で私たちの耳に『今』を届けてくれることでしょう。
時系列まとめ『辛坊治郎』引退ロードマップ

年月 | 活動分野 | 出来事 |
---|---|---|
2015年 | 発言 | 出版イベントで「そろそろ引退かも」と初めて引退を意識した発言 |
2020年 | ラジオ | 番組内で「引退宣言ジョーク」→「武士に二言はない」と話題になりつつも継続 |
2021年 | キャスター業 | 太平洋横断再挑戦を機にテレビのキャスター業から一線を退く |
2024年夏 | 働き方の変化 | 新しい仕事(テレビ・ラジオ・講演など)の受注をすべて停止、静かな引退準備の開始 |
2025年2月 | 講演活動 | 神戸で「人生最後の講演」を実施。「もう受けない」と明言し、講演活動に区切り |
2025年3月 | 出版/執筆 | 最後の著書『オールドメディアへの遺言』を刊行。メルマガ発信も「気が向いたときだけ」に |
2025年秋予定 | ラジオ | 『ズーム そこまで言うか!』の終了予定。これにより、全メディア活動が終了予定 |
まとめ

辛坊治郎さんの引退は、誰に見せるでもなく、静かに、自分の人生に向き合うための選択でした。
最後に残したのは、こんな一言。
「俺のことはほっといてくれ!」
派手さはなくても、その潔さは、多くの人の心にそっと残り続けるに違いありません!