2022年5月に公開され、瞬く間に話題を集めた映画『流浪の月』。原作は、2020年本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんの同名小説です。
監督は『悪人』『怒り』で知られる李相日監督、主演には広瀬すずさんと松坂桃李さん。そんな豪華キャストがそろう中で、ひときわ強烈な存在感を放ったのが、横浜 流星(よこはま りゅうせい)さんです。
これまで爽やかでクリーンなイメージだった横浜さんが、『危うさ』と『脆さ』を抱えたダークな役柄の中瀬亮を見事に演じ、ファンならずとも衝撃を受ける、圧巻の演技を見せてくれました!
この記事では、
✅ 映画『流浪の月』で横浜流星さんが演じた役とは?
✅ これまでのイメージを覆す中瀬亮の魅力
✅ 横浜流星さんの役作りと心の葛藤
✅ 本作でさらに進化した横浜流星さんの“今”と“これから”
それでは、最後までチェックしてみてください♪♪
横浜流星さんのプロフィール

・名前:横浜 流星 ( よこはま りゅうせい )
・生年月日:1996年9月16日
・年齢:28歳
・出生地:神奈川県横浜市
・出身地:埼玉県松伏町
・身長:174cm
・血液型:O型
・趣味:音楽鑑賞
・特技:空手・ボクシング
・代表作:テレビ朝日系列『烈車戦隊トッキュウジャー』・映画『流浪の月』、『虹色デイズ』
・職業:俳優
・事務所:スターダストプロモーション
横浜流星さんが、俳優人生の転機となった『流浪の月』とは!?

横浜流星さんが『流浪の月』で演じたのは、中瀬亮という繊細で複雑な人物。
これまで「爽やか」「正統派」というイメージが強かった横浜さんですが、『流浪の月』ではその印象を大胆に覆し、ダークな側面と危うさをまとう難役に挑戦しました。中瀬亮は、愛する女性を守りたい一心で、次第にその愛情が歪み、束縛や暴力へと変わっていってしまう男性。
ただの悪役ではなく、中瀬自身も深い孤独と葛藤を抱えており、演じるには繊細な心の揺れを丁寧に表現する力が求められる役どころでした。横浜さんは、この難しい役を見事に演じ切り、単なる「イケメン俳優」という枠を超えた、ひとりの役者としての新たな魅力を存分に発揮しました。
亮の不器用で壊れそうな内面を、目線ひとつ、呼吸ひとつでリアルに表現し、観る者に「この人をただ嫌いになれない」「何か抱きしめたくなる」という、複雑な感情を抱いた方も多いんだとか。
この挑戦は、横浜流星さんにとって間違いなく大きな転機。『流浪の月』を経て、横浜流星さんは、さらに深みのある役者へと進化し、これからのキャリアにおいても大きな財産となる作品になったのではないでしょうか。
まさに、横浜流星さんの俳優としての覚悟がひしひしと伝わる一本。
横浜さんの真剣なまなざしを、スクリーン越しにぜひ感じてみてください!
命を懸けて『中瀬亮』を生きた横浜流星さんの役作りの裏側

『流浪の月』で横浜流星さんが挑んだのは、これまでの爽やかで優しいイメージとはまったく異なる、危うさと脆さを抱えた男、中瀬亮という難役でした。
役に向き合うため、まず横浜さんは原作小説を亮目線で徹底的に読み直したそう。主人公の更紗の目線だけでは気づけなかった、亮の孤独や心の痛み。誰にも頼れず、ただ必死に愛を求めていた亮の弱さを、横浜さんは何度も何度も理解に努めたそうです。
「ただの支配ではない、愛したい、守りたいという気持ちだったんだ」亮をただの悪い男では終わらせないために、横浜さんは亮の心の奥底に静かに寄り添い続けました。
さらに、監督の李相日さんの強いこだわりにより、撮影は物語の時間軸と同じ順番で進める順撮りというスタイルを採用。普通なら難しいとされるこの方法を、敢えて選んだ理由はただ一つ。
「役の感情の揺らぎを、嘘なく、リアルに表現するため」。
1日1日、亮の心に起こる小さな変化を、横浜さん自身の中にも積み重ねる。だからこそ、あのラストシーンの切なさや哀しみ、亮の壊れそうなほどの愛情が、スクリーンを超えて私たちにまっすぐ届きました。
横浜さんは、「この作品には、命を懸ける気持ちで挑みました」とインタビューで語っています。与えられた台詞をただ演じるのではなく、呼吸ひとつ、目線ひとつにまで亮として生きる覚悟を込めた。
横浜流星の本気。それが『流浪の月』の中に確かに息づいています!
ただの王子様じゃない!”危うい愛”を生きた横浜流星さん

『流浪の月』の撮影前、横浜流星さんは、広瀬すずさんとの関係構築に並々ならぬ努力を重ねていました。演技だけでなく、素の部分から亮と更紗を自然に表現できるように、ロケ地の松本の街をふたりで歩き、蕎麦を食べたり、ゲームセンターで無邪気に遊んだり。
それはまるで、恋人たちの何気ない日常そのもの。こうした細やかな時間が、スクリーンに映るただならぬ絆の土台になったようです。
役作りへの真剣な姿勢は、観客にも痛いほど伝わりました。中瀬亮というキャラクターは、ただ優しいだけではない。強すぎる愛情が、やがて支配や暴力へと変わってしまう。そんな危うくも切ない男を、横浜さんはリアルに、時に苦しみながらも全力で生きました!
結果、「横浜流星を嫌いになりそう」という声がファンから続出。Instagramのフォロワー数も、公開直後に277万人から274万人へと減少しました。それでも横浜さんは「役者冥利に尽きる」と、ひとつも後悔することなく、役と真正面から向き合ったのです。
さらに、そんな覚悟と努力が認められ、横浜流星さんは『第14回TAMA映画賞』で最優秀新進男優賞を受賞。この作品が、横浜流星という俳優のターニングポイントになったことは間違いありません。
観る人に安心や憧れだけでなく、「痛み」や「迷い」までも届ける。『流浪の月』の横浜流星さんは、そんな真に心を動かす俳優へと成長した姿を私たちに見せてくれました。
まとめ

『流浪の月』で横浜流星さんが魅せた演技は、横浜さんにとって間違いなく俳優人生のターニングポイントとなったことでしょう。
これまでの爽やかで純粋な好青年というイメージをあえて脱ぎ捨て、【支配・依存・暴力】といった繊細で危うい感情を抱える中瀬亮という難役に真正面から挑戦しました。
特に、注目すべきは、その感情の揺らぎを丁寧に表現しきった点。愛するがゆえに壊してしまう、守りたいのに傷つけてしまう…。そんな人間の矛盾や弱さを、スクリーン越しにリアルに伝え、観客の胸を締めつけました。
さらに、役作りに対する真摯な姿勢や、李相日監督の厳しくも温かな指導を受けながら「命を懸ける覚悟」で役に没頭した経験は、横浜流星さんを確実に一段階上のステージへと押し上げました。
『流浪の月』で見せた繊細さと危うさ。
この挑戦を乗り越えたことで、横浜流星さんはこれからもっと幅広い役に挑戦できる俳優へと成長し、多くのファンの心をつかみ続ける存在になっていくでしょう!
今後の横浜流星さんの歩みに、ますます期待が高まりますね♪♪