MLBセントルイス・カージナルスの外野手として、活躍中のラーズ・テイラー = タツジ・ヌートバー(Lars Taylor-Tatsuji Nootbaar)選手。
抜群の選球眼と守備力を武器に、チームを鼓舞するリーダーシップと明るいキャラクターでも知られています!
ヌートバー選手の名前が日本中に広く知れ渡ったのが、2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。史上初のメジャーリーガー侍として日本代表に選出され、世界一を掴んだ侍ジャパンのメンバー。
その明るくポジティブな姿勢、そして代名詞ともいえる「ペッパーミル・パフォーマンス」は、チームに一体感をもたらし、多くのファンの心をつかみましたよね。
そして今、ヌートバー選手は2026年WBCに向けた代表候補として、再び注目を集めています。
そこで今回は、そんなラーズ・ヌートバー選手のこれまでの軌跡を、wikipedia風にまとめていきたいと思います!
それでは、最後までお楽しみください!
⭐ ラーズ・ヌートバー選手のプロフィール

- 氏名:ラーズ・テイラー ₌ タツジ・ヌートバー(Lars Taylor – Tatsuji Nootbaar)
- 愛称:たっちゃん、
- 生年月日:1997年9月8日
- 出身地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州 エルセグンド
- 身長 / 体重:190cm / 95kg
- 投打:右投左打
- ポジション:外野手(主に中堅手・右翼手)
- 所属チーム:セントルイス・カージナルス(2021年 ~ )
- ドラフト:2018年 MLBドラフト8巡目(全体243位)
- 学歴:南カリフォルニア大学(USC)
- ルーツ:母親が日本人(埼玉県東松山市出身)、父親はオランダ系アメリカ人
出典:Wikipedia
👤 ラーズ・ヌートバー選手とは?
👀 ラーズ・ヌートバーってどんな選手?
🎯 とにかく“選球眼”がいい!
ヌートバーの最大の武器は、「ボールを見極める力」。
簡単に振らないし、四球をしっかりもらえるタイプのバッターです。2023年は出塁率.367を記録していて、カージナルスでも1番打者として活躍することが多くなりました。
三振が少なく、粘って投手に球数を投げさせる“いやらしい打者”とも言われています(笑)。
🧤 守備も安定感バツグン
派手なダイビングキャッチより、“確実にアウトを取る守備”が得意なタイプ。
基本はライトを守るけど、センターもレフトも守れるオールラウンダーで、守備範囲も広め。指標(OAA)でも評価されてるので、安心して守備を任せられますね。
🏃♂️ 走塁もいい意味で堅実
2023年は14盗塁を決めてて、しかも成功率82%以上!
“走りまくるタイプ”ではないけど、ここぞというタイミングでキッチリ走って、進塁もできる。1塁から3塁への走塁判断とかも上手いし、得点につながる場面で存在感を発揮しています!
📖 ラーズ・ヌートバー選手のエピソードとは?
🥹「おばあちゃんに見せたかった、侍ジャパンのユニフォーム」
ヌートバー選手が2023年WBCで日本代表に選ばれたとき、真っ先に浮かんだのは日本に住むおばあちゃんの顔だったそうです。「母の母国の代表として戦えるなんて、これほど光栄なことはない」と語り、特別な想いを胸に大会に臨みました。
小さい頃から“おばあちゃんの味”や日本文化に親しんでいたヌートバー選手。代表入りを知ったおばあちゃんは涙を流して喜び、それに応えるように、彼も「全力でプレーしよう」と心を決めたといいます。
そしてもうひとり、忘れてはいけないのが、おじいちゃんの存在。
ヌートバー選手のミドルネーム「タツジ」は、おじいちゃんの名前から取られたもの。日本のユニフォームにその名を刻み、家族への想いを背負って戦ったWBCは、彼にとっても特別な時間になりました。
出典:オリンピック公式
✈️ 言葉が通じなくても、気持ちは届く
代表合流初日。言葉も文化も違う環境に飛び込むのは、正直言って簡単ではありませんよね。
でも、そんな逆境の中でヌートバー選手はグラウンドで誰より声を出し、全力で走って、わずか数日で “侍ジャパンの一員” に溶け込んでいきました。
試合前の円陣では「みんなで勝とう!」と日本語で声を上げ、ベンチではあの「ペッパーミル・パフォーマンス」を披露。ファンもメディアもその変化に気づき、「あれ、もう彼がチームの中心かも?」と思わせる選手になり、多くの視聴者が感動しましたよね。
出典:AFP BB NEWS
🧂 あの「ペッパーミル」はなぜ生まれた?
実は、ラーズ・ヌートバー選手が考えたヒット後の“ペッパーミル・パフォーマンス”。
「ヒットを出す=コツコツ積み重ねる」という気持ちを、料理のスパイスに例えて“ひと振り”で表現したんです。
ベースは、彼が所属していたセントルイス・カージナルスでの「何か目立つ祝福を」というチームメイトとのアイデア出しから始まり、「僕が最初にヒット出したらコレだ」って流れで生まれたそう。
🏅 ラーズ・ヌートバー選手のメジャー通算成績とは?
| 年度 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 58 | .239 | 5 | 15 | 2 | .317 | .422 | .739 |
| 2022 | 108 | .228 | 14 | 40 | 4 | .340 | .448 | .788 |
| 2023 | 117 | .261 | 14 | 46 | 11 | .367 | .418 | .784 |
| 2024 | 109 | .244 | 12 | 45 | 7 | .345 | .414 | .759 |
| 2025 | 135 | .234 | 13 | 48 | 4 | .325 | .361 | .686 |
- 通算成績(2021〜2025):試合数:527試合 / 本塁打:58本 / 打点:194 / 盗塁:28 / OPS:.747
出典:Sportsnavi
🚀 ラーズ・ヌートバー選手の今後の注目ポイント
■ リードオフマンとしての確立と進化
ヌートバー選手は、ここ数年でMLBでもトップクラスの出塁率を誇る1番打者タイプとして定着してきました。2023年は出塁率.367、2024年は.345と安定した数字を記録しており、投手に球数を投げさせる粘りの打撃にも定評があります。
今後も「選球眼の良さ」や「粘り強さ」を軸に、さらにリードオフマンとしての完成度を高めていくことが期待されています。
■ 守備・走塁での信頼感の向上
主に右翼を守るヌートバー選手は、中堅や左翼も守れるユーティリティ性が魅力。守備範囲の広さ、正確な送球、ポジショニングの良さでMLB内でも堅実な外野手として高く評価されています。
また、走塁面でも2023年に11盗塁、2024年に7盗塁と着実にチームの得点チャンスを広げる役割を担っており、今後も「攻守でゲームに貢献できる選手」としての評価は高まっていくでしょう。
■ WBC2026での“2大会連続代表”に期待
2023年WBCでは、史上初のメジャーリーガー日本代表選手として侍ジャパン入りを果たしたヌートバー選手。その活躍とチームを一つにするムードメーカーぶりは、日本中で大きな話題になりました。
2026年のWBCでは、2大会連続での日本代表入りが期待されています。日米ハーフというアイデンティティを持つヌートバー選手が、再び“日の丸”を背負う姿が見られれば、チームにとってもファンにとっても大きな力になることは間違いありませんよね。
🌈 さいごに
ここまで、いかがでしたか?
2021年にメジャーデビューを果たしてから、攻守走にわたる着実な成長を遂げてきたラーズ・ヌートバー選手。
ヌートバー選手の出塁が、得点のきっかけをつくり、
ヌートバー選手の守備が、チームに安心感を与え、
そしてヌートバー選手の人柄が、チームの雰囲気を明るくする!
そんな存在だからこそ、WBC2023での侍ジャパン入りは多くのファンの心を動かし、今なお「また日の丸を背負ってほしい」と願われる理由でもあります。
2026年のWBCで再び日本代表としてグラウンドに立つ日が来るか。その行方にも注目が集まっています。
これからも、日米の架け橋として、そしてチームを勝利に導くキープレーヤーとしての活躍に期待しましょう!


